デンコウデア（2009年生、母プレゼンテーション）

デンコウデア（2009年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女神（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時14歳）と交配したプレゼンテーションが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下明博。戦績は、中央平地28戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

8月6日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

8月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

3歳（2012年）

2月18日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウオハツをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

6月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた9戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

8月18日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月22日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（4戦0勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に敗れた。

4歳（2013年）

3月9日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた15戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したラシークを差し切れず、2馬身差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマジッククレストに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月25日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

6月9日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したポップアイコンを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月22日、中1週で迎えた19戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアンビータブルに2馬身の差をつけて優勝

7月6日、中1週で迎えた20戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、3着に入った。

5歳（2014年）

7月12日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のメイショウカイドウカップ（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。17頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（6戦1勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って17着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

6歳（2015年）

1月24日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

2月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（9戦1勝）。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず最後はリバティーホールと並んで15着同着となった。

5月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた28戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。