マジッククレスト（2009年生、母ソルティレージュ）

マジッククレスト（2009年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「魔法の紋章」。毛色は青鹿毛。種牡馬のウォーエンブレム（当時10歳）と交配したソルティレージュが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地17戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

6歳のとき、社台コーポレーション白老ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、矢野悦三によって648万円で落札された。

キャロットクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月11日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネサヴァランをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

3月24日、中1週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

7月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

10月20日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。17着に敗れた。

4歳（2013年）

1月27日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では伸びあぐねて17着に敗れた。

3月24日、中7週で迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月11日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったデンコウデアにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5月18日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

7月28日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンテキサスを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

8月24日、中3週で迎えた10戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月13日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

5歳（2014年）

3月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

7月12日、中7週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

10月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

12月7日、中8週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

6歳（2015年）

2月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを5馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。