カントースターオー（1996年生、母カントーフアーム）

カントースターオー（1996年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のサクラチヨノオー（当時11歳）と交配したカントーフアームが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）山岡牧場。戦績は、地方33戦2勝2着11回。主な勝ち鞍は2001年の若松特別(一般C3一)。

経歴

デビュー前

及川六郎厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1998年）

12月18日、デビュー戦は佐藤隆騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったキタサンステエジに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（1999年）

11月18日、約11か月の休養明けで迎えた2戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、イズモテイオーに交わされて2馬身半差の2着となった。

12月29日、中5週で迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

4歳（2000年）

1月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、5歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、スイートタイフーンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月17日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた5戦目は、5歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月25日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、一般C3五ア（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったトモノマテリアルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月29日、中4週で迎えた7戦目は、一般C3四イ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のポットベリーキングを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月31日、中4週で迎えた8戦目は、夏祭り特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤隆騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた9戦目は、盆踊り特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤隆騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

10月23日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三四（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったチクサンサミットから3/4馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2六イ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2五イ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったエルフィンボーイに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5歳（2001年）

1月11日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3三ア（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスプリングパルマに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月6日、中3週で迎えた14戦目は、一般C3二（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（10戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた15戦目は、一般C3三（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（11戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた16戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3二イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（12戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月1日、中5週で迎えた18戦目は、若松特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（13戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のパワーウィングを半馬身振り切って2勝目を手にした。

6月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（14戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（15戦2勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月27日、中3週で迎えた21戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったブライティアベールに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（16戦2勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2二イ（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（17戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（18戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2二（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（19戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったローマンエトランゼから1馬身差の2着に敗北した。

10月11日、中0週で迎えた26戦目は、寒露特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（20戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

11月14日、中4週で迎えた27戦目は、磯菊特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤隆騎手（21戦2勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

11月26日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1八（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤隆騎手（22戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたピュイサンマロン決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月18日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1五ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

6歳（2002年）

1月2日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2三ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた31戦目は、一般C2四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（23戦2勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったデニスダブリンから3馬身差の2着となった。

2月26日、中3週で迎えた32戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた33戦目は、田部和広騎手を鞍上に迎えて、一般C2三イ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。