シントーハナノラン（2019年生、母デザートチャーム）

シントーハナノラン（2019年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+花の蘭」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコパノリッキー（当時9歳）と交配したデザートチャームが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内山田牧場。主な勝ち鞍は2022年のSAGAリベンジャーズ×ドリームシリーズ(C2 19)。

経歴

デビュー前

茶木太樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

4月2日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

11月5日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた2戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた3戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ×ドリームシリーズ（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフィールドスカイに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2023年）

1月22日、中5週で迎えた4戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブレーヴソウルを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月25日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラブヴァケーションを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月12日、中1週で迎えた7戦目は、がばいよか!佐賀の酪農応援賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アインジェニーに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のパーフェクトボディに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月30日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、佐藤哲三来場記念（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルプレミアムに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月22日、中2週で迎えた10戦目は、菖蒲月賞（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエアリアルシティーに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月17日、中3週で迎えた11戦目は、おかげさまで7周年!よなよな杯（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（5戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクインズユーカリに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月4日、中1週で迎えた12戦目は、ジューン特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシェノンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月23日、中2週で迎えた13戦目は、オッズパーク・サマーカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（7戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のアンシミラーに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月29日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のBSフジ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

5歳（2024年）

2月14日、中6週で迎えた15戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、渋谷川賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ノルトシュライフェに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中4週で迎えた16戦目は、八丈島フリージア賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウボンゴチに2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

4月25日、中4週で迎えた17戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったラヴィッシュに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。