クインズユーカリ（2018年生、母ケイアイギャラリー）

クインズユーカリ（2018年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ハーブの名前」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のケイアイドウソジン（当時12歳）と交配したケイアイギャラリーが20歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。主な勝ち鞍は2021年の一般C2。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

2月13日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

5月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

6月6日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた4戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモズサミットに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したタダモノデハナイを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

8月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の太田の大トチノキ特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の特編（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定戦のアスター賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（5戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に敗れた。

9月21日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（6戦0勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のイッソセレナーデに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月12日、中2週で迎えた11戦目は、手取川サーモンフィッシング特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1九（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンクルテイオウを鬼脚で半馬身差し切って優勝

デビュー前

加藤和義厩舎（金沢）へ入厩。

11月16日、デビュー戦は吉原寛人騎手を鞍上に据えて、一般C1五（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての2番ゲートからスタート。出走取消となった。

11月29日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、長山纏、1歳誕生日記念!!（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（9戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2022年）

1月25日、中5週で迎えた15戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた16戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた17戦目は、一般C3六七（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3七八（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

5月10日、中5週で迎えた19戦目は、一般C3六七（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3五（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（6戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（8戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5歳（2023年）

1月3日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた25戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、新春万福賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったインターロードに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月21日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったドモナランに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた27戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアメツチカミに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月23日、中2週で迎えた28戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山田義貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノハーヴィーに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月12日、中1週で迎えた29戦目は、こいぬ座特選（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C1 14（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のシゲルプレミアムを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4月16日、中2週で迎えた31戦目は、おおぐま座特選（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では賦性の闘志でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた32戦目は、八十八夜特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山田義貴騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた33戦目は、かに座特選（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山田義貴騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイオビエドを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

5月22日、連闘で迎えた34戦目は、菖蒲月賞（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山田義貴騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた35戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田義貴騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のグラシアスゼロに2馬身の差をつけて7勝目をゲットした。

6月17日、中1週で迎えた36戦目は、おかげさまで7周年!よなよな杯（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田義貴騎手（10戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったシントーハナノランに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた37戦目は、桐月賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山田義貴騎手（11戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に敗れた。