テーオーブルベリー（2017年生、母テーオーディオネ）

テーオーブルベリー（2017年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時12歳）と交配したテーオーディオネが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヤナガワ牧場。2020年ののじぎく賞(牝地方重賞)に勝利した他、2019年のラブミーチャン記念(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

6月13日、デビュー戦は山本咲希到騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のギエムボレロに約12馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

7月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ3（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（アメリカンペイト（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスティローザに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月7日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のラブミーチャン記念（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニュータウンガールに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月31日、中7週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、レイチェルウーズに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2020年）

2月19日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月25日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたアクアリーブル決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月28日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のキクノナナに1馬身3/4の差をつけて3勝目を奪取した。

6月10日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は森泰斗騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

4歳（2021年）

3月11日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、プリムラ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入った。

3月30日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた14戦目は、牝馬限定戦の’21 ティアラカップ（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定オープンの’21ネモフィラ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

5月23日、中2週で迎えた16戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の佐賀ヴィーナスカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

11月18日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの東京シンデレラマイルトライアル（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に敗れた。

12月30日、中5週で迎えた18戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

2022年1月14日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。