ニュータウンガール（2017年生、母サジッタ）

ニュータウンガール（2017年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカコーズウェイ（当時13歳）と交配したサジッタが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新生ファーム。2020年の東海ダービー(地方重賞)に勝利した他、2020年の駿蹄賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石本孝博厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

6月26日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスターウェスティアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月16日、中2週で迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ3（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

9月12日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの秋風ジュニア（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた4戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのジュニアクラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のダルマワンサをハナ差振り切って2勝目を手中に収めた。

11月7日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のラブミーチャン記念（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったテーオーブルベリーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月5日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンのジュニアキング（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダルマワンサに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月30日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビックバレリーナに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3歳（2020年）

1月28日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の梅桜賞（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るビックバレリーナを豪快な末脚で半馬身差し切って下馬評通りの実力を証明した。

2月24日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジェネラルエリアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月1日、中9週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンハルニレを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月9日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエムエスオープンに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月28日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたフジヤマブシ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月27日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、ダルマワンサに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月12日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた15戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

12月3日、中3週で迎えた16戦目は、地方重賞の笠松グランプリ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

4歳（2021年）

1月4日、中4週で迎えた17戦目は、地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

3月11日、中8週で迎えた18戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、弥生昇竜戦（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた19戦目は、卯月昇竜戦（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

5月20日、中5週で迎えた20戦目は、すずらん特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

6月29日、中5週で馬体重を前走から27kg減らして迎えた21戦目は、地方重賞の日本海スプリント（金沢ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るネオアマゾネスを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて9勝目を収める

8月5日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定オープンのコスモス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた23戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定地方重賞のお松の方賞（北陸四県畜産協会長賞）（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシーアフェアリーを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

11月3日、中3週で迎えた25戦目は、Jpn1のJBCスプリント（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は岡部誠騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

2021年11月18日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。