トミケンアディム（2014年生、母ヴィエナトウショウ）

トミケンアディム（2014年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋偉大な（スワヒリ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンホマレボシ（当時5歳）と交配したヴィエナトウショウが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方10戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2018年の浦河町ショシベツの滝賞(一般C3-2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、トウショウ産業トウショウ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、富樫賢二によって702万円で落札された。

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

9月18日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

11月5日、中6週で迎えた2戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

3歳（2017年）

1月8日、中8週で迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。

4月8日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

6月17日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

8月30日、中5週で迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るモガドールを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートバッカスを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

10月19日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず3着に敗れた。

4歳（2018年）

2月15日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

5月30日、中4週で迎えた14戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、ナデシコ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったツルにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

6月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、らうす知床開き特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したスティールホープを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

7月17日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた16戦目は、浦河町ショシベツの滝賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエレノアカフェを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。