エレノアカフェ（2014年生、母イグナイトカフェ）

エレノアカフェ（2014年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「『光』の意味を持つ女性名＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時16歳）と交配したイグナイトカフェが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）太陽牧場。主な勝ち鞍は2018年のがんばれ北海道農業特別(一般C12 C21)。

経歴

デビュー前

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

10月23日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

3歳（2017年）

2月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

4月16日、中9週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

6月17日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

8月26日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

11月1日、中9週で迎えた6戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（2018年）

4月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイホクフラワーに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニットウハニーに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

5月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアースルナをアタマ差振り切って3勝目を掴み取った。

6月13日、中2週で迎えた10戦目は、らうす知床開き特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で井上幹太騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月27日、中1週で迎えた11戦目は、モンテロッソ賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で井上幹太騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた12戦目は、浦河町ショシベツの滝賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で井上幹太騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、トミケンアディムにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

8月7日、中2週で迎えた13戦目は、JAびらとりニシパの恋人特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で井上幹太騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したメガミュトスにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月23日、中1週で迎えた14戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、マリーゴールド特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた15戦目は、バーベナ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上幹太騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のストレインに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月25日、中2週で迎えた16戦目は、サロマ大収穫祭特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（8戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ラッドカバレッタにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月9日、中1週で迎えた17戦目は、藤袴特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた18戦目は、がんばれ北海道農業特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上幹太騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のストロングタッグをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月8日、中1週で迎えた19戦目は、カトレア特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で井上幹太騎手（11戦5勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

5歳（2019年）

4月17日、約5か月半の休養明けで迎えた20戦目は、なよろ煮込みジンギスカン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で井上幹太騎手（12戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた21戦目は、SPAT4のお得なポイント特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で井上幹太騎手（13戦5勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

6月25日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、おうむ産業観光まつり特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた23戦目は、金魚草特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた24戦目は、JAびらとりニシパの恋人特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた25戦目は、ヴィットリオドーロ賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったフロースヒルデにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

9月4日、中1週で迎えた26戦目は、JA共済ホール特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた27戦目は、JAひだか東いちご特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、リヤンドールに3/4馬身交わされて2着となった。

10月16日、中1週で迎えた28戦目は、美唄産「雪蔵工房」新米特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。