エナジーロマネスク（2021年生、母エナジーピエトラ）

エナジーロマネスク（2021年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「エネルギー+ロマンス」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時14歳）と交配したエナジーピエトラが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は宮内牧場。2024年のけやき杯で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

8月5日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は438kg。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

10月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 小雨/重）に出走。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

12月13日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた3戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

12月22日、連闘で迎えた4戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のSPR&GG クリスマス記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ゼンダンヤマトに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2024年）

1月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のちち、祝還暦記念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったトゥザコスモに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

1月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったキタカラキタパンチにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

1月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のもと&えみ結婚記念杯（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた8戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るポケットマネーを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のメジロ特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた10戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマーチドリーム戦（名古屋ダート1700m 雨/重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヤモリアツマレに1馬身の差をつけて2勝目を収める

4月11日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦のエイプリルドリーム戦（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサンヨウラフェスタをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

4月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のツバメ特別（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳オープンの駿蹄賞（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のカルガモ特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月29日、中1週で迎えた15戦目は、3歳オープンの東海優駿（名古屋ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のカモメ特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したエンパスにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月11日、中3週で迎えた17戦目は、冷奴賞（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は丸山真一騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた18戦目は、3歳オープンのけやき杯（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（7戦1勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したカルテメトレスを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

8月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、はくちょう座特別（名古屋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月5日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、牝馬限定オープンの秋桜賞（名古屋ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（9戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた21戦目は、3歳オープンの秋の鞍（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（10戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた22戦目は、カシオペア座特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（11戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエストレリータに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月18日、中1週で迎えた23戦目は、秋晴れ特別（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸山真一騎手（12戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた24戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、月影特別（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた25戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、紅葉特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。