キャロルハット（2010年生、母ブレーヴキャロル）

キャロルハット（2010年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「聖歌、讃美歌＋帽子。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のアサクサデンエン（当時11歳）と交配したブレーヴキャロルが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は田口廣。戦績は、中央平地2戦0勝、地方8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上C2 26。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

8月11日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く17着に終わった。

9月15日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

4歳（2014年）

1月1日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、さなの夢馬券記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた4戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 31（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

1月26日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた5戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 39（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったバトルバットマンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上C2 37（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

2月22日、連闘で迎えた8戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったサクラロードに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月2日、連闘で迎えた9戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 37（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は村松翔太騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のレディーピースをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。