ダイコーフクキタル（1997年生、母スズノフローレンス）

ダイコーフクキタル（1997年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時17歳）と交配したスズノフローレンスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は（有）笹川大晃牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方14戦5勝2着1回。1999年の兵庫ジュニアグランプリ(ハンデG3)で2着に入った他、2000年のヤングチャレンジカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笹川大晃牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」と「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

林正夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

5月19日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月1日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のアイティプリンセスに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月28日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ3（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のトミノラブラドールに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

9月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のジョーディシラオキに3馬身の差をつけて優勝

10月23日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（5戦3勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

11月24日、中4週で迎えた7戦目は、2歳ハンデG3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で井上俊彦騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアドマイヤタッチから2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2000年）

1月2日、中5週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のヤングチャレンジカップ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で井上俊彦騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマークオブハートに1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

2月13日、中5週で迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

4月1日、中4週で迎えた11戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

5月3日、中4週で迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた14戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

10月19日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、秋陽特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月1日、中5週で迎えた16戦目は、三里塚特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペパーミントボーイに4馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

12月20日、中2週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

4歳（2001年）

1月4日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの新世紀盃（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月14日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた19戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、トパーズオープン（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2002年）

5月15日、約6か月の休み明けで迎えた20戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた21戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。