ペパーミントボーイ（1997年生、母ペパーミントレデイー）

ペパーミントボーイ（1997年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時12歳）と交配したペパーミントレデイーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方15戦6勝2着3回。2000年の戸塚記念(ハンデ地方重賞)で2着に入った他、2000年のゴールドカップ(ハンデ地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐々木牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1999年）

7月30日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は542kg。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のコスモブラザーズに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2000年）

4月6日、約8か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳戦のチューリップ特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のツヨシジョオーに4馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

4月26日、中2週で迎えた3戦目は、3歳ハンデ地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2100m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月23日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホクトバロンに1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

7月8日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、4歳900万下のしゃくなげステークス（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい最後はベルボクサーと並んで13着同着となった。

7月27日、中2週で迎えた6戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のミレニアムカップ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

8月31日、中4週で迎えた7戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったカミスドリームから1馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中2週で迎えた8戦目は、’00フェイスフルレイン特別（3）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオリエントギャルにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、’00フレンドリーサドル特別（5）（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフジヤマハギタケに3馬身の差をつけて4勝目をマークした。

11月8日、中1週で迎えた10戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデ地方重賞のゴールドカップ（浦和ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた11戦目は、野口正宏騎手を鞍上に迎えて、三里塚特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったダイコーフクキタルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の京葉盃（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローランシャウトに6馬身の差をつけて5勝目を手にした。

4歳（2001年）

3月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、ハンデ戦の弥生特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のチトセシャンハイに2馬身半の差をつけて6勝目をマークした。

4月20日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（10戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

5月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、ハンデ戦のさつき特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（11戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（2002年）

3月15日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた16戦目は、ハンデ戦の弥生特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（12戦6勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。