サクラスイートキス（1996年生、母サクラメグミ）

サクラスイートキス（1996年5月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアーミジャー（当時6歳）と交配したサクラメグミが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷田牧場。戦績は、中央平地14戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年のバレンタインステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

2月27日、デビュー戦はS.サンダース騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月21日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り小雨/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、カラフルワールドに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中9週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニフティオーダーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月10日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のヤクモサワヤカに1馬身1/4の差をつけて久々の一戦を制した。

11月13日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメルロースウィートをハナ差振り切って3勝目を手中に収めた。

4歳（2000年）

2月12日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、5歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦3勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のプリンセスカーラを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

3月11日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦4勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

5月14日、中8週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

10月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のアイルランドトロフィー（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（5戦4勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた11戦目は、D.ハリソン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のキャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦4勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

5歳（2001年）

2月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。