トップスティール（2019年生、母モアスマイル）

トップスティール（2019年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「頂上+盗む。頂上を手に入れることを願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時10歳）と交配したモアスマイルが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、リーディングから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、門別牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、井山登によって1,705万円で落札された。

深山雅史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月14日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

8月21日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

12月4日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2022年）

2月19日、中8週で迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた6戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた7戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた8戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトップオブジェラスをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月16日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のエクストラノートに2馬身半の差をつけて休養明け初戦を制した。

10月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの伊勢佐木特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた11戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの赤穂特別（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

4歳（2023年）

4月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの千葉日報杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテーオーサンドニを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

5月21日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

9月2日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの古町ステークス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの内房ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

11月11日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの奥羽ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸田恭介騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

12月17日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの北総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸田恭介騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ナチュラルハイに交わされて1馬身半差の2着となった。

5歳（2024年）

1月21日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上3勝クラスのアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で丸田恭介騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

3月23日、中8週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの伊勢ステークス（中京ダート1900m 小雨/重）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上3勝クラスの下総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。