エクストラノート（2017年生、母オメガフレグランス）

エクストラノート（2017年6月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「特別に追加された香り。父名、母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時8歳）と交配したオメガフレグランスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。戦績は、中央平地27戦1勝2着2回、地方8戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2021年の川崎記念3連覇ホッコータルマエメモリアル(一般C2四五六)。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

安田翔伍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

2月22日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

4月19日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

6月28日、中9週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

9月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

11月11日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったピエナビーチに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中4週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の馴鹿特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月4日、中1週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、福笹賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシンボリビーノに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月27日、中2週で迎えた10戦目は、川崎記念3連覇ホッコータルマエメモリアル（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るプリズムアークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月1日、中4週で迎えた11戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、蓮華草賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったユウユウクラージュにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中2週で迎えた13戦目は、紫陽花賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったニューエクスプレスをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

7月6日、中2週で迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアスクヴェリウェルに5馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月16日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

5歳（2022年）

1月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた18戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた19戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた20戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

9月4日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月24日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したトップスティールを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

10月29日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で原優介騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサトノスライヴを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

6歳（2023年）

1月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラスの天竜川特別（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

2月11日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた26戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は原優介騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

7月2日、中8週で迎えた28戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのいわき特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大倉山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

9月18日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鋸山特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は原優介騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したフランスゴデイナを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月15日、中3週で迎えた31戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの菅名岳特別（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

12月3日、中6週で迎えた32戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの豊中特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上2勝クラスの2023ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中山2戦（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は角田大和騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7歳（2024年）

2月10日、中7週で迎えた34戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は原優介騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた35戦目は、4歳以上2勝クラスの鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

2020年9月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。