ブラックキャット（1999年生、母キタシバエベレスト）

ブラックキャット（1999年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のダイタクヘリオス（当時12歳）と交配したキタシバエベレストが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方23戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の92大王決定戦記念(B3)。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月27日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝2000m 晴/不良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月16日、中2週で迎えた2戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた5戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

6月8日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた8戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

9月1日、中5週で迎えた9戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（上山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったソレアードから3馬身差の2着となった。

9月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の定例会メモリアルカップ（上山ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた11戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳B（上山ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた12戦目は、3歳C1（上山ダート1250m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は江川伸幸騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳C1（上山ダート1250m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月10日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、3歳戦の92大王決定戦記念（上山ダート1300m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のブライティアリズムに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月24日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、鈴木義久騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（上山ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

12月10日、中1週で迎えた16戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4歳（2003年）

4月22日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、一般C4ニ（上山ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったノーゼンハレンからクビ差の2着に甘んじた。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、鷹山D・O・C杯（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた19戦目は、一般C4ホ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月19日、連闘で迎えた20戦目は、一般C4ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般C4イ（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江川伸幸騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた22戦目は、株式会社屋根のスズケン記念（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で江川伸幸騎手（10戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた23戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C4ニ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた24戦目は、東京競馬記者クラブ賞（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月13日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた25戦目は、一般C4ハ（上山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（12戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた26戦目は、小松繁&友美結婚おめでとうかっぷ（上山ダート1250m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（13戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のレフレオンに3/4馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月16日、中1週で迎えた27戦目は、思えば遠くへ来たもんだ特別（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（14戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた28戦目は、城南ファイナルカップ（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で江川伸幸騎手（15戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた29戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、上山温泉特別（上山ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた30戦目は、明ちゃんとお馬の仲間たち（上山ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（16戦2勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワバンカーに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

11月9日、中1週で迎えた31戦目は、シェイプカップ2003（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（17戦3勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。