ピエスドール（2014年生、母マネーキャントバイミーラヴ）

ピエスドール（2014年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「金貨（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時20歳）と交配したマネーキャントバイミーラヴが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方8戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2018年の陽貴1歳おめでとう記念(一般C11)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

2月12日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

6月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に敗れた。

9月30日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に49kgの軽斤量で出走。17頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C25（笠松ダート1400m 雪/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2018年）

1月9日、中1週で迎えた6戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C26（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したクリノナポレオンに半馬身届かず2着に敗北した。

1月22日、中1週で迎えた7戦目は、向日葵・ゆき☆お誕生日記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた8戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るミスターフウジンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

2月21日、中1週で迎えた9戦目は、盆梅特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアンジュラミエルをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

3月8日、中1週で迎えた10戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメリルフォンテンに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月22日、中1週で迎えた11戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で筒井勇介騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた12戦目は、陽貴1歳おめでとう記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で筒井勇介騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノダヴィンチに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。