ジャイアントキラー（1991年生、母ルードーメン）

ジャイアントキラー（1991年5月10日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナスルエルアラブ（当時6歳）と交配したルードーメンが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田原鈴木牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着4回、中央障害7戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

宇田明彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

11月27日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3歳（1994年）

1月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた5戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したタニノアトラテックにハナ差届かず2着に惜敗した。

2月27日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた7戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったエリモノリュウにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中3週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた11戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったスポーツマンにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

6月26日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

7月17日、中2週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったオオザテューターに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバンダムグッドを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

9月10日、中3週で迎えた16戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた17戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4歳（1995年）

6月4日、約7か月半の休養明けで迎えた19戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた20戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

7月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

8月12日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロボクシンから6馬身差の2着となった。

8月27日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた24戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に56kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた27戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた28戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

5歳（1996年）

2月3日、中5週で迎えた29戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。