タニノアトラテック（1991年生、母アングシヤスフレンド）

タニノアトラテック（1991年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスアトランテイツク（当時11歳）と交配したアングシヤスフレンドが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

1月6日、デビュー戦は河北通騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったスコールハートに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月14日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のジャイアントキラーをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月19日、中4週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で河北通騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着を確保した。

4月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で河北通騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5月1日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で河北通騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で河北通騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレッドソングを半馬身振り切って2勝目を収める

4歳（1995年）

1月14日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で河北通騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったエイシンミズリーに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

1月29日、中1週で迎えた10戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、リンガストーイに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月19日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（9戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の伊丹特別（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（11戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の播磨特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（12戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで踏ん張ったが、ランドヒテンに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月30日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で河北通騎手（13戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で河北通騎手（14戦2勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

9月3日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で河北通騎手（15戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のカガミレールに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

9月17日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で河北通騎手（16戦3勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

10月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で河北通騎手（17戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

10月29日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で河北通騎手（18戦3勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。