オシャレバンチョウ（2010年生、母ボンキュッボン）

オシャレバンチョウ（2010年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「おしゃれ番長。父名と母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートカイザー（当時10歳）と交配したボンキュッボンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤本牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方33戦7勝2着7回。主な勝ち鞍は2016年のいたどりの炒め煮特別(一般C3-1)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額945万円（4.73万×200口）で一口馬主が募集された。

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月26日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

9月23日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

3歳（2013年）

2月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳戦の如月賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

4月28日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松田大作騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

8月4日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月7日、中8週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

11月19日、中5週で迎えた9戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のテイエムラベンダーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月12日、中2週で迎えた10戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、新穂高特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

12月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、来年は午年、笠松競馬飛躍祈念（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

4歳（2014年）

1月9日、中1週で迎えた12戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアビオニクスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

1月23日、中1週で迎えた13戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月13日、中2週で迎えた14戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトーセンメンソーレに4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

2月27日、中1週で迎えた15戦目は、C級チャンピオン特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月13日、中1週で迎えた16戦目は、しらさぎ賞（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた17戦目は、奈良津桜賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた18戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月2日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（9戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

5月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（10戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月4日、中6週で迎えた21戦目は、一般B7 C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のモエレネイションをアタマ差振り切って3勝目を獲得した。

12月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（6戦0勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい17着に終わった。

5歳（2015年）

3月21日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた25戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

8月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

8月30日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた27戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

10月11日、中5週で迎えた28戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、一輝・梨奈結婚特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったパーソナルホウセキにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月18日、連闘で迎えた29戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた30戦目は、鶉矮鶏特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石本純也騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のローレルベルカントに2馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

11月15日、中1週で迎えた31戦目は、水晶文旦特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石本純也騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のエフキュースターに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

11月29日、中1週で迎えた32戦目は、GC開局20周年特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で石本純也騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた33戦目は、コブクザクラ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で石本純也騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

12月19日、連闘で迎えた34戦目は、一般C3ニ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で石本純也騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ウッチースネールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月27日、連闘で迎えた35戦目は、西山裕貴騎手を鞍上に迎えて、ドンドラの滝特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6歳（2016年）

1月11日、中1週で迎えた36戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は石本純也騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったフュージリアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

1月27日、中1週で迎えた37戦目は、中塚睦仁記念特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は西山裕貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウインアヴァンティに半馬身交わされて2着となった。

2月2日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は石本純也騎手（8戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のクルトメッシュに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月17日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（9戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、バトルフェスタにハナ差交わされて2着に甘んじた。

2月24日、連闘で迎えた40戦目は、うるう年特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石本純也騎手（10戦3勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

3月1日、連闘で迎えた41戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2ロ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた42戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は石本純也騎手（11戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、コアレスランナーに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月3日、中1週で迎えた43戦目は、いたどりの炒め煮特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（12戦3勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエーシンブランに2馬身の差をつけて7勝目をマークした。

4月16日、中1週で迎えた44戦目は、大志抱け木下智史特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石本純也騎手（13戦4勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。