サンマルグロワール（2008年生、母セキサンジョオウ）

サンマルグロワール（2008年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋栄光（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時10歳）と交配したセキサンジョオウが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹島政信。戦績は、中央平地12戦0勝、地方14戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の一般C17。

経歴

デビュー前

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

6月18日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は574kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

7月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい17着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着に入った。

10月12日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

11月21日、中5週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた6戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C26（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月14日、中2週で馬体重を前走からさらに17kg減らして迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

12月28日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月9日、中1週で迎えた9戦目は、岐阜信用金庫杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた10戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C29（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた11戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ジョイフルサンデーに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシンボリゾンネを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月16日、中2週で迎えた13戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、橘特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、フリーダムに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のムーンライトドレスに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月6日、中5週で迎えた15戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

5歳（2013年）

3月10日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた17戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

6月23日、中7週で迎えた19戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

7月20日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

10月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

12月14日、中6週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

6歳（2014年）

1月18日、中4週で迎えた23戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 31（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモプリックスに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

1月26日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上C2 35（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエスティマーブルに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月11日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のチェンジアップに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月2日、中2週で迎えた26戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、なでしこチャレンジカップ第1戦（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。