マコトキンラン（2002年生、母ブゼンキャンドル）

マコトキンラン（2002年1月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋金襴」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したブゼンキャンドルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の森田秀一第一子誕生記念(一般B14)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、眞壁明によって4,935万円で落札された。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

4月9日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。17頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

5月1日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

8月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったスターペスミツコにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月4日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

10月22日、中6週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

4歳（2006年）

6月9日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スズカトップガンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月23日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマヤノホマレに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月12日、中2週で迎えた9戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、バロン西生誕記念・ウラヌス特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた10戦目は、森田秀一第一子誕生記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のローズトルネードに3馬身の差をつけて2勝目を収める