コウヨウタレイア（2009年生、母カナハライサベラ）

コウヨウタレイア（2009年5月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時16歳）と交配したカナハライサベラが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は本巣一敏。戦績は、地方20戦5勝2着3回。2012年の優駿スプリント(S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

嶋田幸晴厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2011年）

12月2日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は527kg。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルーキングに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月30日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のたんちょう特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のグラッツェーラに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

3歳（2012年）

3月9日、中9週で迎えた3戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の復興応援!相馬野馬追賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のネオビバリーに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

5月10日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた5戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ムーンストーン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したベルガマスクにハナ差届かず2着に惜敗した。

6月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳S3の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールドキャヴィアに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月2日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエルヴィエントを半馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

11月12日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、ベテルギウス賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジョーシンドバッドにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2013年）

6月6日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ムーンストーン賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた10戦目は、パール賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた11戦目は、盛夏賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた12戦目は、「SUMMER NUDE」賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカイロスを半馬身振り切って5勝目を掴み取った。

9月19日、中4週で迎えた13戦目は、サファイア賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

5歳（2014年）

6月25日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、パール賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた15戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、ペッパーツリー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

9月17日、中6週で迎えた16戦目は、アーバンステージ長月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、5着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた17戦目は、JBC盛岡開催記念（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた18戦目は、スマイルシティ品川特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月12日、中2週で迎えた19戦目は、三浦春馬来場記念 TWINKLE賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた20戦目は、にぎわい都市新宿賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、5着に入り込んだ。