ハタノビエント（2012年生、母ハローソーソー）

ハタノビエント（2012年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時17歳）と交配したハローソーソーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）グッドラック・ファーム。戦績は、地方15戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の寒椿賞( 牝)。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

7月30日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったユリにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

9月25日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

10月9日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた3戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた4戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の柊賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の寒椿賞（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のハタノシュヴァリエに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月30日、中1週で迎えた6戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のフレッシュコンサート特別2-1（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3歳（2015年）

5月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月14日、連闘で迎えた10戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

7月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ルルマントウショウに半馬身交わされて2着となった。

8月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴールドマジックを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

9月1日、中3週で迎えた14戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のセイブアスに3馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

10月4日、中4週で迎えた15戦目は、HBA組合長賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ペネトレーションにハナ差交わされて2着に甘んじた。