ペネトレーション（2011年生、母テイクワンズアイ）

ペネトレーション（2011年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「洞察、慧眼、突入」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時13歳）と交配したテイクワンズアイが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方34戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年のHBA組合長賞(一般B2-5)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、備前島敏子によって4,515万円で落札された。

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額2,800万円（70万×40口）で一口馬主が募集された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

2月23日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

8月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

10月4日、中8週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

11月15日、中5週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた5戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

12月27日、中5週で迎えた6戦目は、一般C2二十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、スイートデュプレに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月2日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2十九（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のヤマニンポミエに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

1月10日、連闘で迎えた8戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ローツェフェイスに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月22日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、奥州商工会議所杯（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

3月29日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったヴォラータに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月5日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のディアエミネンスをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月26日、連闘で迎えた13戦目は、ファンアイク（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

5月31日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るイーサンヘモスを上がり1位の末脚で半馬身差し切って3勝目を収める

6月28日、中1週で迎えた16戦目は、コカ・コーラ賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた17戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、塩津かがり火恋祭り特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた18戦目は、砂取節まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

8月23日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、一般C1-5（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月15日、連闘で馬体重を前走から15kg減らして迎えた21戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、スポーツマスターズ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクイニーアマンにハナ差届かず2着となった。

9月22日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るストームボーイを異次元の末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

10月4日、中1週で迎えた23戦目は、HBA組合長賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るハタノビエントを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って5勝目を手中に収めた。

10月13日、連闘で迎えた24戦目は、野々市シャルソン特別（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた26戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は田知弘久騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた28戦目は、ゴーゴー金沢競馬賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた29戦目は、金沢競馬師走杯（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（10戦2勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5歳（2016年）

1月29日、中4週で迎えた30戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C10（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた31戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

2月23日、中1週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた32戦目は、安田ろろ誕生日記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた33戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

3月20日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた34戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、富山大学競馬研究会卒業記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた35戦目は、スプリング賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

4月12日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた36戦目は、がんばれ菜七子さん!（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた37戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で沖静男騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた38戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。