スズノオオタカ（2008年生、母マダムアフリート）

スズノオオタカ（2008年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大鷹」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時14歳）と交配したマダムアフリートが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）大沢育成牧場。戦績は、中央平地15戦2勝、地方25戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月19日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3歳（2011年）

1月5日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコロカムイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月1日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月22日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた4戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた5戦目は、I.メンディザバル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

4歳（2012年）

9月2日、約10か月の休み明けで迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のフレンチトーストを3/4馬身振り切って久々の実戦を制した。

6歳（2014年）

3月23日、約19か月の休養明けで迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

5月17日、中7週で迎えた8戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

7月6日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

7月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって12着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って17着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた13戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

11月16日、中8週で迎えた14戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7歳（2015年）

3月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の恵那特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

5月13日、中8週で迎えた16戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、大日本プロレスカップ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた17戦目は、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた18戦目は、グリーンチャンネル開局20周年記念特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松本幸祐騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマイネルアルティマに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月30日、中2週で迎えた20戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、デカンショ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイアヴァロンに交わされて1馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた21戦目は、楽天競馬賞（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコパノハリーに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

8月28日、中1週で迎えた22戦目は、デイリーハーバーランド特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

9月25日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上A1 A2（園田ダート1230m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で松本幸祐騎手（7戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本幸祐騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松本幸祐騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

11月12日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上B1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松本幸祐騎手（10戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月25日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松本幸祐騎手（11戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のケンスターハーバーに4馬身の差をつけて4勝目を収める

12月16日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で松本幸祐騎手（12戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

8歳（2016年）

1月4日、中2週で迎えた30戦目は、ちっちゃいおっさん大笑点（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松本幸祐騎手（13戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

1月13日、連闘で迎えた31戦目は、アクアマリン特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で松本幸祐騎手（14戦2勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた32戦目は、もんげー岡山!杯（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で松本幸祐騎手（15戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

2月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、DASH心斎橋1周年記念特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で松本幸祐騎手（16戦2勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で松本幸祐騎手（17戦2勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

4月27日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、4歳以上B1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で松本幸祐騎手（18戦2勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上B1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で松本幸祐騎手（19戦2勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上B1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で松本幸祐騎手（20戦2勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上B1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で松本幸祐騎手（21戦2勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた39戦目は、リフレッシュパーク市川特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で松本幸祐騎手（22戦2勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた40戦目は、SKNフラッシュ8カップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で松本幸祐騎手（23戦2勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。