タヤスターゲット（2001年生、母バルドネキア）

タヤスターゲット（2001年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋標的。ＧＩレースを標的に出来るような馬になって欲しい」。毛色は栗毛。種牡馬のAshkalani（当時8歳）と交配したバルドネキアが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地24戦3勝2着2回、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2006年の成田特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

10月26日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

3歳（2004年）

9月11日、約10か月半の休養明けで迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセンターソアーに8馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月10日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4歳（2005年）

1月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

2月12日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

3月15日、中3週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴィーナス賞（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月12日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカネショウアカギに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月8日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた10戦目は、’05スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月27日、中8週で迎えた11戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のウザンホマレオーに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

8月21日、中3週で迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったイブキサブデューに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月8日、中2週で迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入った。

11月6日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の甲斐路特別（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のダンスウイザードに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月4日、中3週で迎えた16戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの春待月ステークス（中京ダート2300m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5歳（2006年）

1月14日、中5週で迎えた17戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のマイネルマリクに2馬身の差をつけて優勝

2月5日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。最後は減速してしまい16着に敗れた。

4月22日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、スズジャパンにハナ差交わされて2着となった。

6月4日、中2週で迎えた22戦目は、B.プレブル騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた24戦目は、関越ステークス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

8月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月22日、中8週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の銀蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた27戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた28戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。