ヤマニンアルリフラ（2021年生、母ヤマニンパピオネ）

ヤマニンアルリフラ（2021年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+旅(アラビア語)」。毛色は芦毛。種牡馬のイスラボニータ（当時10歳）と交配したヤマニンパピオネが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は錦岡牧場。2025年の北九州記念(ハンデG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

1月14日、デビュー戦はA.A.ルメートル騎手を鞍上に据えて、3歳戦のメイクデビュー京都（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

3月24日、中7週で迎えた3戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったパシフィックハイにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

4月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、最後はノイヤーヘルトと並んで3着同着となった。

6月15日、中8週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

7月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

10月12日、中9週で迎えた8戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月22日、中9週で迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのジングルベル賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のショウナンラウールに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2025年）

3月2日、中9週で迎えた10戦目は、森田誠也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた11戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のセントラルヴァレーに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

5月4日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの淀ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のバンドシェルに1馬身1/4の差をつけて制した。

7月6日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヨシノイースターを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を達成した。

8月10日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（4戦2勝）。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

9月28日、中6週で迎えた15戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で団野大成騎手（5戦2勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

11月30日、中8週で迎えた16戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で団野大成騎手（6戦2勝）。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。