イーヴンキール（2020年生、母エヴァモア）

イーヴンキール（2020年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「安定」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時17歳）と交配したエヴァモアが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。2023年のけやき杯で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月14日、デビュー戦は西村太一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

3月11日、中7週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

5月19日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のランペイジシチーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のバーンキャットに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

6月28日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のビットコインに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のヒバリ特別（名古屋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンシングラブリーに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンのけやき杯（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンの岐阜金賞（笠松ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦4勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

9月22日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦のセプテンバードリーム戦（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた12戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（8戦4勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた13戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた14戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（9戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた15戦目は、モヒート賞（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（10戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ハクサンアルタイルに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月20日、連闘で迎えた16戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスキューマパーラに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（2024年）

1月1日、中1週で迎えた17戦目は、初日の出特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（11戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた18戦目は、冬芽特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（12戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた19戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、冬銀河特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた20戦目は、仲春特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（13戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ヌンカプトに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中1週で迎えた21戦目は、東浦特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（14戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトミケンシャイリに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月15日、中1週で迎えた22戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、アメジストオープン（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた23戦目は、岩倉特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（15戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマロンアイスに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月3日、中4週で迎えた24戦目は、ポピー特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のゴールドスノーに4馬身の差をつけて優勝

5月31日、中3週で迎えた25戦目は、エメラルドオープン（名古屋ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（16戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。