エリモハンサム（1993年生、母エリモマドンナ）

エリモハンサム（1993年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリヴリア（当時11歳）と交配したエリモマドンナが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）タニグチ牧場。戦績は、中央平地18戦0勝2着3回、中央障害12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の障害4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

大沢真厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

1月27日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は496kg。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた3戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた5戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は金折知則騎手（2戦0勝）。17頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた9戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

8月10日、中4週で迎えた12戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

8月17日、連闘で迎えた13戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月8日、連闘で迎えた15戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタカラバリウスを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

9月15日、連闘で迎えた16戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菊地昇吾騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったミリオンベルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月21日、連闘で迎えた17戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菊地昇吾騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ヨシプラデジーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月12日、中2週で迎えた18戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

4歳（1997年）

3月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた20戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月19日、中2週で迎えた21戦目は、D.ケイシー騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた22戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のウッドスペクターに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月8日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月2日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。鞍上は中竹和也騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーロードをハナ差制して2勝目を手にした。

5歳（1998年）

1月10日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は北村卓士騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったオーシャンカレントから5馬身差の2着となった。

5月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた29戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 曇）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月25日、中3週で迎えた30戦目は、仁川障害ステークス（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。