オレンジパワー（1999年生、母イビノオフク）

経歴

デビュー前

1歳のとき、向別牧場から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、グラストレーニングセンターから「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、塩入満男によって420万円で落札された。

2歳（2001年）

11月3日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアオイランバーをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2002年）

1月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山義行騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山義行騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山義行騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた8戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（7戦1勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

6月1日、中5週で迎えた10戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

4歳（2003年）

2月1日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた11戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

3月29日、中7週で迎えた12戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

4月20日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた13戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた15戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

7月26日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月11日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフェスティブシャンをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

9月14日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大庭和弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のエーピーハルハルに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月2日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の渡利特別（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で大庭和弥騎手（5戦2勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

5歳（2004年）

5月8日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた23戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、’04メトロポリタンジューンカップ（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。