ピンクブーケ（2012年生、母ピノシェット）

ピンクブーケ（2012年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母母名の一部＋ワインの熟成によって生まれた香り（ワイン用語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時9歳）と交配したピノシェットが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦2勝2着2回、地方3戦3勝。主な勝ち鞍は2016年の高田城特別(500万下)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

12月7日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルサージュに1馬身半の差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

3歳（2015年）

11月8日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したウインアキレアにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月13日、中4週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1900m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2016年）

3月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレイズユアハンズに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月24日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、ひなぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモオレオに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月12日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴァルディスーザを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月22日、中5週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高田城特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のサウンドメモリーに1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月23日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上500万下のノエル賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

5歳（2017年）

5月6日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り雨/重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウフェイクをクビ差振り切って久方ぶりの実戦を制した。

6月18日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の芦ノ湖特別（東京芝2400m 雨/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月15日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1800m 雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したアーバンキッドに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月11日、中3週で迎えた12戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6歳（2018年）

1月21日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。