グランムテキ（2019年生、母ベラトリックス）

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小松芳子によって1,760万円で落札された。

2歳（2021年）

10月15日、デビュー戦は池谷匠翔騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は523kg。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマロンフエルテに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月11日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のオオカマキリ特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3歳（2022年）

4月6日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエイプリルフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた4戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

4歳（2023年）

2月27日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、雪割草賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、アートオブライフに3/4馬身交わされて2着となった。

4月3日、中4週で迎えた6戦目は、フェアリーランド賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた7戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、レッドカーペット賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた8戦目は、紫陽花賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は池谷匠翔騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた9戦目は、キャビア賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は中越琉世騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

12月13日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、沈丁花賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は池谷匠翔騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のユラノグラフィアに3馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

5歳（2024年）

1月3日、中2週で迎えた11戦目は、大黒天賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（4戦2勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のリンクスエルピスをハナ差振り切って3勝目をマークした。

1月30日、中3週で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

3月13日、中5週で迎えた13戦目は、風信子賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は池谷匠翔騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

4月1日、中2週で迎えた14戦目は、ドリーミー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（6戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の蒲公英特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池谷匠翔騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

5月6日、中2週で迎えた16戦目は、レッドカーペット賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は野畑凌騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。