ミトノマルーン（2016年生、母プロモーション）

ミトノマルーン（2016年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+えび茶色」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したプロモーションが23歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠橋本牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

当歳のとき、新冠橋本牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、竹内三年によって1,296万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月27日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったアックアアルタにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のレティキュールをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2019年）

3月30日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

4月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあずさ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず4着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のセグレドスペリオルをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月22日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの甲東特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの三年坂特別（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

4歳（2020年）

1月26日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの壇之浦特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた10戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの春日特別（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの賢島特別（中京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、シュリに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの両国特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ミヤビパーフェクトに半馬身交わされて2着となった。

4月18日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

5月16日、中3週で迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの赤倉特別（新潟芝2000m 外回り雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

12月5日、約7か月の休み明けで迎えた15戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のアルテラローザを半馬身振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。

12月26日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの元町ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5歳（2021年）

1月11日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの寿ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

3月13日、中8週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた19戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた20戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの京橋ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

10月30日、約6か月半の休み明けで迎えた21戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの魚沼ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの堺ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

6歳（2022年）

4月3日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、4歳以上3勝クラスの美浦ステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで止まることなく走り抜いたが、エヴァーガーデンにクビ差交わされて2着となった。

5月1日、中3週で迎えた24戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスの高山ステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

7月10日、中4週で迎えた27戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの五稜郭ステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

2022年7月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。