プライドランド（2016年生、母ザズー）

プライドランド（2016年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「映画に登場する王国の名前」。毛色は芦毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したザズーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年の福島民報杯(オープンハンデ)で3着に入った他、2023年の巴賞(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1億円（250万×40口）で一口馬主が募集された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月14日、デビュー戦は川又賢治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったハバナウインドに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月10日、中3週で迎えた2戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るグッドレイズを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2019年）

1月6日、中7週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月10日、中8週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で大外17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

7月28日、中7週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

9月29日、中8週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアドマイヤジョラスにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のランブリングアレーに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月28日、中8週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのフォーチュンカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ヒンドゥタイムズに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

2月23日、中7週で迎えた10戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの春日特別（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4月18日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

5月23日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスのオーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

7月18日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの能勢特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ダンスディライトに半馬身交わされて2着となった。

9月21日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの2000メモリアルテイエムオペラオーカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

11月23日、中8週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサトノシャロームを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目をマークした。

5歳（2021年）

1月11日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの寿ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村友一騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの京橋ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北村友一騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のイズジョーノキセキをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6歳（2022年）

7月30日、約15か月半の休み明けで迎えた18戦目は、C.ホー騎手を鞍上に迎えて、関越ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

10月30日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

7歳（2023年）

1月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（中京芝2200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

3月5日、中6週で迎えた21戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月16日、中5週で迎えた22戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、巴賞（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（9戦3勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

8月5日、中4週で迎えた24戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（10戦3勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

11月18日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

8歳（2024年）

3月3日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、総武ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。