アルムブラーヴ（2019年生、母チャーリーズ）

アルムブラーヴ（2019年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+勇敢な(独)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時18歳）と交配したチャーリーズが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

11月7日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったメイショウグラニーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3歳（2022年）

1月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマルモエキスパートを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5月15日、中3週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月28日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月18日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったダノンフォーナインに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

4歳（2023年）

2月4日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月12日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたマルブツプライド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハギノロックオンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中4週で迎えた17戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセザンテイオーに9馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月14日、中1週で迎えた18戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトーホウテンリュウに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

8月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

11月18日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの晩秋ステークス（東京ダート2100m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

12月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの尾頭橋ステークス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2024年）

2月17日、中8週で迎えた22戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上3勝クラスの中京スポーツ杯（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスマートアンバーを3/4馬身振り切って4勝目をつかんだ。

3月30日、中2週で迎えた24戦目は、ポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（3戦2勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた25戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（4戦2勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。