リバティーフロー（2006年生、母ダイイチフローネ）

リバティーフロー（2006年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「自由な流れ」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時11歳）と交配したダイイチフローネが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地20戦3勝2着3回、地方20戦2勝2着2回。2011年の黒潮マイルチャンピオンシップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、臼田浩義によって4,410万円で落札された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月1日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたファミリズム決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

3歳（2009年）

2月28日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

5月9日、中9週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったナリタジャングルを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月11日、中3週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたアウラスター決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハードイチオーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月27日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアドミラビリスを次元の違う末脚で半馬身差し切って2勝目を掴み取った。

4歳（2010年）

1月9日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のナムラブレットに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月8日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい15着に敗れた。

7月11日、中8週で迎えた17戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の彦星賞（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

8月1日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

5歳（2011年）

3月20日、約7か月半の休み明けで迎えた19戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の錦江湾特別（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

5月28日、中9週で迎えた20戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

10月22日、約5か月の休養明けで迎えた21戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、奥物部もみじ祭り特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったグランシュヴァリエに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月6日、中1週で迎えた22戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の黒潮マイルチャンピオンシップ（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサムデイシュアーに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

11月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

6歳（2012年）

2月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた24戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、白富士特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた25戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の花見月特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた26戦目は、イースター特別（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の春陽特別（浦和ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた28戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の緑風特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

7月16日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の海の日特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の葉月特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

9月14日、中5週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の長月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた32戦目は、カシオペア賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた33戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーアシングンに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月11日、中1週で迎えた34戦目は、三原村どぶろく特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月24日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた35戦目は、内田眞由美誕生日特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（4戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったアズマクロシオに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7歳（2013年）

1月27日、中4週で迎えた36戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、土佐の田舎寿司特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

4月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた37戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

8月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた38戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

10月13日、中9週で迎えた39戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた40戦目は、オレイン55（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石本純也騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。