スクロヴェーニ（2007年生、母ダイエイハーネス）

スクロヴェーニ（2007年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のスパイキュール（当時7歳）と交配したダイエイハーネスが25歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤川ファーム。戦績は、地方36戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年のターコイズ賞(一般B2一)。

経歴

デビュー前

柳沢好美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

10月20日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヴァーダリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月28日、中9週で迎えた2戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

3歳（2010年）

1月22日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコンボイに3馬身半の差をつけて優勝

2月10日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定3歳S3のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3月1日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカミノユキツバキに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

4月5日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦2勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

5月20日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた8戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあやめ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

6月28日、中3週で迎えた9戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ガンバルスターにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月13日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定のハンデ戦の花氷賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のセイインディアをハナ差振り切って4勝目を掴み取った。

7月26日、中1週で迎えた11戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウグイスジョウに1馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

9月17日、中7週で迎えた12戦目は、レミニス賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた13戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた14戦目は、夕刊フジ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

11月8日、中2週で迎えた15戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、オフト大郷賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた16戦目は、オープス磐梯賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた17戦目は、ターコイズ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコアレスアミーゴに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2011年）

2月2日、中4週で迎えた18戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、フェブラリー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた19戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、紅梅賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

4月19日、中8週で迎えた20戦目は、ダイヤモンド賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、エメラルド賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシルククレヴァーに1馬身1/4の差をつけて7勝目を手中に収めた。

5月24日、中1週で迎えた22戦目は、薫風賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた23戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

9月16日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、ペルセウス賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた25戦目は、カシオペア賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた26戦目は、アンドロメダ賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

12月2日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ディセンバー賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた28戦目は、ノースウインド賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

5歳（2012年）

1月20日、中2週で迎えた29戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、望春賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

3月8日、中6週で迎えた30戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた31戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ花見月賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

5月8日、中5週で迎えた32戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、スポーツ報知賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた34戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

7月20日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた35戦目は、海ほたる特別（船橋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（4戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

7月29日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた36戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、印西コスモス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。