ワンダーポテンシア（2003年生、母パーフェクトライフ）

ワンダーポテンシア（2003年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋能力（ラテン語）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時9歳）と交配したパーフェクトライフが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信岡牧場。戦績は、中央平地30戦1勝、地方14戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

10月16日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

3歳（2006年）

4月2日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた4戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月9日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

8月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアドマイヤヒーローを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月23日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小池隆生騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小池隆生騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

12月9日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の鳴海特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小池隆生騎手（6戦1勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚に勢いがなく18着に終わった。

4歳（2007年）

2月17日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

4月7日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた14戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月22日、中9週で迎えた15戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月12日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の鹿屋特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入った。

10月27日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5歳（2008年）

2月17日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

8月2日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

9月7日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（8戦0勝）。17頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた25戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月15日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中克典騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

6歳（2009年）

4月26日、約5か月半の休養明けで迎えた28戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

8月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

9月27日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた30戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた31戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた32戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた33戦目は、武藤隆一騎手を鞍上に迎えて、兵庫オーナーズカップ（周年）（園田ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月2日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したテクノシュウホウにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月16日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のゲームアディクトに3馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

7歳（2010年）

1月2日、中1週で迎えた36戦目は、『紙面刷新』競馬キンキ杯（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したキタイセユニバースにクビ差届かず2着となった。

1月13日、中1週で迎えた37戦目は、安原勝久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた38戦目は、山口シネマ賞（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安原勝久騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた39戦目は、楽天競馬特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた40戦目は、但馬牧場公園まきば杯（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた41戦目は、大吟醸龍力米のささやき特別（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は安原勝久騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた42戦目は、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安原勝久騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月13日、連闘で迎えた43戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゴッドプロスパーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月27日、中1週で迎えた44戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は安原勝久騎手（4戦0勝）。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい3着に終わった。