ケージーダンシング（2000年生、母ケージービューティ）

ケージーダンシング（2000年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時17歳）と交配したケージービューティが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）岩見牧場。戦績は、中央平地28戦5勝2着3回、地方5戦2勝。2008年の百万石賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

3月2日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は498kg。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタヤスキクオーに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月30日、中3週で迎えた2戦目は、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2004年）

1月12日、約8か月の休養明けで迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフミノトップヘイロにクビ差届かず2着に惜敗した。

1月25日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のクラフティスズカに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

2月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月13日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョウノデイリーを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

5月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の御影特別（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の加古川特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウララハクテンに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

12月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2005年）

1月9日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の八坂特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシュンサイを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

2月13日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

6歳（2006年）

1月15日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

2月5日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

2月12日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

2月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

6月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた20戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた21戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

8月19日、中7週で迎えた22戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の納屋橋ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったツムジカゼに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月30日、中1週で迎えた24戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、伸びてきたラッキーブレイク決め手に屈してクビ差の2着となった。

7歳（2007年）

1月6日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

3月11日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

8月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた28戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、KBC杯（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

8歳（2008年）

5月5日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた29戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るケイティクラシーを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切ってファンの支持に応えた。

6月15日、中5週で迎えた30戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月10日、中7週で迎えた31戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

11月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトウショウサウンドに1馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。

12月14日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた33戦目は、地方重賞の中日杯（金沢ダート2300m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。