テンデステキ（1986年生、母マンハッタンギャル）

テンデステキ（1986年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のボールドアンドブレーヴ（当時20歳）と交配したマンハッタンギャルが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は六角久美子。戦績は、中央平地29戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

諏訪富三厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

8月12日、デビュー戦は坂本勝美騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、アイランドアドニスに半馬身交わされて2着となった。

9月10日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のセンショウクインを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

10月7日、中3週で迎えた4戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

4歳（1990年）

2月17日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

5月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂本勝美騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた9戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヘイアンブレベストに3馬身の差をつけて2勝目を収める

7月15日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のニフティニースを半馬身振り切って優勝

8月4日、中2週で迎えた11戦目は、篠原茂騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた12戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の三国特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず4着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ミラクルレディにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月21日、中3週で迎えた14戦目は、町田俊夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた17戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に終わった。

5歳（1991年）

1月12日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の初茜賞（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（3戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（7戦1勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた20戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

6月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

7月6日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハスキーボイスにハナ差交わされて2着となった。

7月20日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

9月15日、中7週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（4戦2勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の錦秋特別（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は的場均騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた26戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた27戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は篠原茂騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

6歳（1992年）

1月6日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は土谷智紀騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。