マイネルクリソーラ（2019年生、母マイネトゥインクル）

マイネルクリソーラ（2019年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+金(ギリシャ語)」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時15歳）と交配したマイネトゥインクルが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。2024年の中山金杯(ハンデG3)で3着に入った他、2022年のプリンシパルステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,800万円（18万×100口）で一口馬主が募集された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月15日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

3歳（2022年）

1月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のストップザタイムに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

4月16日、中6週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスの山藤賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月17日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったサクセスシュートを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月8日、中2週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカヨウネンカをクビ差振り切って優勝

11月5日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったパラレルヴィジョンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月27日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では稲妻のようなを繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2023年）

1月5日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続でM.デムーロ騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたサウンドウォリアー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

2月18日、中2週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの秩父特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの松前特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したジャスティンエースを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの洞爺湖特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のエグランタインをアタマ差振り切って3勝目を挙げた。

7月29日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのSTV賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2023ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のポッドボレットに2馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

10月15日、中6週で迎えた19戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月18日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったディープモンスターにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2024年）

1月6日、中6週で迎えた21戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（6戦1勝）。17頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

2月25日、中6週で迎えた22戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、G2の中山記念（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、5着に入り込んだ。