ナムラアーク（2003年生、母フジノローリアス）

ナムラアーク（2003年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋円弧」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時14歳）と交配したフジノローリアスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤本牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、中央障害3戦0勝、地方26戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、藤本牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、奈村信重によって1,060.5万円で落札された。

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

8月28日、デビュー戦は菊地昇吾騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

10月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた4戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

11月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

3歳（2006年）

2月5日、中8週で迎えた7戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高井彰大騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月12日、中2週で迎えた9戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクリノハッピーデイをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で角田晃一騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた15戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月2日、中5週で迎えた18戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、祝10周年!川崎フロンターレ賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

11月8日、連闘で迎えた19戦目は、一般C1六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた20戦目は、折笠豊和騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた21戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1四アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月29日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

4歳（2007年）

1月9日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた25戦目は、一般C1四五（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた26戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた27戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた28戦目は、一般C1四五（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は岡田大騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた30戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1二アイ（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた31戦目は、越生七福神賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた32戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた33戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

4月11日、連闘で迎えた34戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた35戦目は、トワイライトアタック賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は金子正彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた36戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月10日、約4か月半の休養明けで迎えた37戦目は、ハンデ戦の3歳C1（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた38戦目は、早見多加志騎手を鞍上に迎えて、一般C1四アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1七（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた40戦目は、一般C1八（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で折笠豊和騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた41戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

10月29日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた42戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（7戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた43戦目は、一般C1六七（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で折笠豊和騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。