アニメイトバイオ（2007年生、母レーゲンボーゲン）

アニメイトバイオ（2007年1月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「活気のある＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時7歳）と交配したレーゲンボーゲンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地27戦3勝2着5回。2010年の秋華賞(牝G1)で2着に入った他、2009年の阪神ジュベナイルフィリーズ(牝G1)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、バイオによって735万円で落札された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月22日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

9月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドリームバスケットに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月18日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグローリーステップをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

11月14日、中3週で迎えた5戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（4戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンアポロンを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月13日、中3週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアパパネ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3歳（2010年）

3月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたギンザボナンザ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月23日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

9月19日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のワイルドラズベリーをアタマ差振り切って初の重賞タイトルを手にした。

10月17日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したアパパネを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

11月14日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく15着に敗れた。

4歳（2011年）

5月15日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（4戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた14戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で後藤浩輝騎手（5戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデG3の七夕賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で後藤浩輝騎手（6戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月16日、中8週で迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したイタリアンレッドにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月13日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

5歳（2012年）

3月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

4月21日、中5週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた20戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた21戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

6月17日、中4週で迎えた22戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた23戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた24戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

10月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。