プリモジョーカー（2017年生、母ベラトリックス）

プリモジョーカー（2017年2月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋切り札」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカコーズウェイ（当時13歳）と交配したベラトリックスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。2019年のリリーカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2019年のウィナーズチャレンジ1を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

4月24日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミニャルディーズに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月6日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のヘイセイメジャーをハナ差振り切って優勝

7月21日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦2勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦2勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた5戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のグローリアスレゴンに3馬身の差をつけて3勝目を収める

10月10日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（4戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（ディスクリート（門別ダート1700m 曇/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月19日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、2歳S2のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3歳（2020年）

3月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの椿賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンの若潮スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた11戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5月14日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉オープン（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

6月12日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、湘南平賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

7月15日、中4週で迎えた14戦目は、風林火山賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のトーセントレンドを半馬身振り切って雨中の戦いを制した。

8月10日、中3週で迎えた15戦目は、天下無双賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のロードグレイスに1馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

8月27日、中1週で迎えた16戦目は、星河一天賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のエルフィに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月9日、中5週で迎えた17戦目は、地方重賞の兵庫ゴールドカップ（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（4戦3勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

11月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、疾風怒濤賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2021年）

4月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた19戦目は、疾風迅雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（6戦3勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた20戦目は、スパーキングスプリントチャレンジ選（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（7戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた21戦目は、一騎当千賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で町田直希騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた22戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、明治記念大磯邸園賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた23戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、高津オープン（川崎ダート900m 晴/重）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり4着に敗れた。

8月29日、中4週で迎えた24戦目は、天下無双賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（9戦3勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のモンゲーハガネに1馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。

10月15日、中6週で迎えた25戦目は、行くよ?あたりまえじゃん。川崎市長選挙賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

5歳（2022年）

4月8日、約6か月の休養明けで迎えた26戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、なんくるないさ川崎競馬賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

5月19日、中5週で迎えた27戦目は、スパーキングスプリントチャレンジ（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（11戦4勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

6月14日、中3週で迎えた28戦目は、S3の川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（12戦4勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた29戦目は、夏だ!綾瀬だ!菜速あやせコーン杯（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（13戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、タツノマッハに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月29日、中6週で迎えた30戦目は、宮前スプリント（川崎ダート900m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（14戦4勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず3着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた31戦目は、かわさきジャズ&かわさきミュートン記念（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は野畑凌騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

9月27日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた32戦目は、M2のOROターフスプリント（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（15戦4勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

6歳（2023年）

4月7日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた33戦目は、疾風迅雷賞（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（16戦4勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた34戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた35戦目は、スパーキングスプリントチャレンジ選（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた36戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一騎当千賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したサンダーゼウスに3/4馬身届かず2着となった。

7月29日、中5週で迎えた37戦目は、快刀乱麻賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（17戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた38戦目は、やまなみ五湖「津久井湖」賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた39戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、かわさきジャズ2023開催記念（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた40戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、M2のOROターフスプリント（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた41戦目は、疾風怒濤賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（18戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。