ツクバライジンオー（2009年生、母ウエディングローズ）

ツクバライジンオー（2009年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋雷神＋王」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時10歳）と交配したウエディングローズが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中原牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方15戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上C1-5。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

3月10日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた4戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

7月15日、中6週で迎えた5戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモウィローに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクラウンアモーレを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って順当に勝利した。

8月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシゲルホシガキに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2013年）

1月2日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のリバーチケットを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

3月3日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のピッチカートポルカに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月23日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシゲルナツメを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月21日、中3週で迎えた12戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、花まつり特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた13戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るデビルマンゼウスを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

6月8日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったデビルマンゼウスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（7戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヨシインゾーンを猛烈な末脚で半馬身差し切って優勝

9月8日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（8戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

10月19日、中5週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた18戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（9戦7勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、ウイングオブソングにハナ差交わされて2着に惜敗した。

11月9日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（10戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、カシノマイラヴに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。