スカイノヒーロ（2001年生、母アグネススイート）

スカイノヒーロ（2001年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋英雄」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時14歳）と交配したアグネススイートが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石川上牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石川上牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって672万円で落札された。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

10月26日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は502kg。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

3歳（2004年）

1月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳戦の金剛山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のワイラブカラーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3月7日、中7週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

8月3日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、桂浜盃（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サンエムサリダに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月20日、中6週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

10月31日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月5日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

4歳（2005年）

3月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月7日、中4週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、加古川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエキサイトアルダンに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月28日、中6週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御嶽特別（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、センターバシレウスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月11日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた15戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい15着に敗れた。

12月18日、中9週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。

5歳（2006年）

3月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキクノグローリーに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月15日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

11月26日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6歳（2007年）

1月21日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

3月25日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。