フェルンマンボ（2019年生、母スズカエルマンボ）

フェルンマンボ（2019年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「遥か(独)+母名の一部。遥かまで駆け抜けてほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時16歳）と交配したスズカエルマンボが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額2,400万円（12万×200口）で一口馬主が募集された。

辻野泰之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

7月24日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、リノアラに交わされて1馬身差の2着となった。

9月4日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月21日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のロードランヴェルセに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2023年）

1月3日、中1週で迎えた5戦目は、C1二4歳以上特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったスタローンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

1月26日、中2週で迎えた6戦目は、ランタナ賞（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったカプラローラに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C1（姫路ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルイージスに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

3月1日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたスカイコップス決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月23日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るハングタイムを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って優勝

5月27日、中8週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた11戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月18日、中7週で迎えた13戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったガウラに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月28日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は西塚洸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったワイルドベティに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月18日、中2週で迎えた16戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

5歳（2024年）

4月21日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は西塚洸二騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したオールマキシマムを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月12日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったウィルフルネスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中4週で迎えた19戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、5着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したリフレクトザムーンを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

8月4日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

10月12日、中9週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は西塚洸二騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のモモンウールーをアタマ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。