コスモシンドバッド（2002年生、母コウジンプリンセス）

コスモシンドバッド（2002年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋物語の主人公名」。毛色は栗毛。種牡馬のアブクマポーロ（当時10歳）と交配したコウジンプリンセスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石ビクトリーファーム。戦績は、中央平地11戦1勝、地方25戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上島牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって472.5万円で落札された。

富田一幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月24日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

3歳（2005年）

1月8日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラダメスに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き15着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月19日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

7月21日、中4週で迎えた11戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ファビィステッキ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

4歳（2006年）

8月9日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から37kg増やして迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた14戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた15戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1五 C2二（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、遅いペースで一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1四（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のマイネルケルンに1馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

10月11日、中2週で迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1三（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

11月2日、連闘で迎えた19戦目は、祝10周年!川崎フロンターレ賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

12月5日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

5歳（2007年）

1月1日、中3週で迎えた22戦目は、初日の出特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のヤマテプログレスを半馬身振り切って優勝

1月9日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のパリスフォンテンをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

2月8日、中3週で迎えた24戦目は、駿光特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（6戦3勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた25戦目は、小田原城特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（7戦3勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に敗れた。

3月8日、連闘で迎えた26戦目は、春暁特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（8戦3勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた27戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（9戦3勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルスティールを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

5月1日、中3週で迎えた28戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般B3（船橋ダート1000m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るディライトパールを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

5月28日、中3週で迎えた29戦目は、古代蓮特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（10戦4勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた30戦目は、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したストロングヒーローを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中4週で迎えた31戦目は、ダリア特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーセンウイスパーを上がり2位の末脚で半馬身差し切って7勝目を掴み取った。

7月25日、連闘で迎えた32戦目は、サマータイム・スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた33戦目は、薄暮（トワイライト）スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた34戦目は、穂波スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた35戦目は、旋風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（5戦2勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた36戦目は、一般B2 B3（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。